Nikkor Z MC 105mm F2.8を購入
Nikonレンズ,値上げ...
もう何ヶ月か前の話ですが,Nikonレンズがついに値上げされました.Sonyレンズはだいぶ前に値上げされていて,それに引き続きというような感じですね.値上げ幅はそこまで大きくありませんでしたが,ちょうどお金があるタイミングだったのでどうせならと思い,105mmのマクロレンズを購入したというわけです.105mmマクロレンズはSony Eマウント用のSimga 105mm DGDN Artレンズを所有していて熱帯魚撮影には基本的にこれを利用しているのですが,
- Eマウント用はテレコンバーターがつかない.(Lマウント版は着くのに!)
- テレコン用のスペースのせいか重心がレンズ先端側にあって重く感じる.
- 手ぶれ補正がない.
といった理由で屋外で使うのには使いにくさを感じていたので,せっかくだしNikonの105mmも買って比較してみようというわけです.
Nikkor Z MC 105mm F2.8 諸元
NikonとSigmaの諸元の簡単な比較を公式ページから引っ張ってきました.焦点距離とF値は同じで,大きな違いはNikonには手ブレ補正があることくらいですね.後は細かい使い勝手の違いという感じです.それにしてもなぜNikonもSigma(Eマウント)もテレコンバーターがつかないんですかねぇ... これがあると熱帯魚の撮影にはすごく便利だと思うのですが.
諸元 | Nikon | Sigma(Eマウント用) |
焦点距離 | 105mm | 105mm |
F値 | 2.8 | 2.8 |
サイズ | 約85mm(最大径)×140mm | 74mm × 135.6mm |
重量 | 約630g | 710g |
手ぶれ補正 | あり | なし |
フィルターサイズ | 62mm | 62mm |
テレコン | 非対応 | 非対応 |
開封!
パッケージは黒と黄色のいつものNikkor Zシリーズのもの.個人的にこれで4本目なのでだいぶ見慣れてきました.24-120mmと同じくらいのパッケージサイズです.
レンズに加えてレンズポーチもついてきます.24-120mmの時にも思いましたがかなりペラペラなのでちょっと使うのを躊躇しますね.こういう中途半端なものをつけるくらいだったらその分安くしてほしいと感じます.(Sigmaのレンズポーチはすごくしっかりしているだけに余計に...)
一方でレンズ本体のビルドクオリティは素晴らしいですねぇ.そして持った瞬間めちゃくちゃ軽く感じます.おそらく太さや大きさの割に軽いんでしょうね.公称630gはSimgaの710gよりは少し軽く,24-120mmの630gとほぼ同じ重さのはずですが,持った感じは24-120mmよりも随分軽く感じます.
Sigma 105mmとの比較では,手ぶれ補正を積んでいるからかNikonの方が太いことがわかるかと思います.
本体についているコントロールは
- AF/MF切り替えスイッチ
- フォーカスリミット(Full/0.5mm以下)
- Fnボタン
- Fnリング
- Dispボタン(液晶を表示させるためのボタン)
のみ.Simga 105mmは
- AF/MF
- フォーカスリミット(Full/0.5m以下/0.5m-無限)
- Fnボタン
- 絞りリング
- 絞りリングのロック
- 絞りリングのクリック・デクリックの切り替え
という感じでした.一番大きな違いはSigmaがクリックのある絞りリングを搭載しているのに対してNikonはクリックなしのFnリングになっていることでしょうか.その代わりNikonは絞り以外にも感度などの割り当てが可能なので,人によって好みが分かれるかもしれません.あと手ブレ補正のON/OFFスイッチは欲しかった...
Z6との組み合わせでは決して小さくはないもののバランスは取れていて良い感じだと思います.これなら24-120mmと同じ感覚で持ち運べそう.
懸念点はやっぱりAFで,Z6のAFの悪さも相まってあんまり熱帯魚を追う使い方には向いていないかもしれません.この点ではα7iv+Sigma 105mmの組み合わせに1日の長があります.早くNikonも次世代機が出てほしい...
描写は凄まじいの一言で,Sigma 105mmもとんでもなく高性能ですがこちらも負けていません.
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