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水草,特に有茎草の醍醐味の一つは赤系の水草ですよね.真っ赤に染まるロタラインディカやロタラspHraはその代表格です.(最近はspコロラタやインドから入ってきたspハイレッドなど,同じく真っ赤に染まる系のロタラの種類も増えてきているようですが,具体的にどのような感じに違うんでしょうかね.)

 家では真っ赤系のロタラはHraしか使っていません.一時期インディカも維持していましたが,Hraの方がより赤くなるし育成面でも扱いやすいという理由でHraに一本化しました.

Hra

株は今は販売停止してしまったPIXYの組織培養ものを増やして使っています.チャームで買ったものよりも赤みの維持が容易だったのでこれを利用しています.(本種に限らず,チャームのロタラは良くも悪くも多くの熱帯魚屋で売っているものと少し違うものがある気がします.自分の気のせいでしょうか?) 組織培養は他にTropicaやADAのものが出回っていますし,どれが赤くなりやすいかなんて実験してみると面白いかもしれません.

その他に,真っ赤というわけではないけれども赤や黄色のグラデーションの綺麗なロタラが多く存在します.今日は家にあるなかから二つ紹介します.

ロタラspワイナード

 ADAから組織培養も発売されるなど,かなりメジャーなロタラでしょうか.よく「ロトンディフォリアを小さくしたよう」と形容されます.ロタラの中では相当小型の種類で,加えて葉はロトンディフォリアよりも細く,ロトンに比べれば成長も素直で扱いやすいなど,本当に優秀だと思います.

家の株はチャームで買って増殖させたものですが,環境が整った時はかなり赤くなります.より正確には葉表が黄色,葉裏が赤という感じで,個人的にかなり好きなカラーリングです.

状態のよいワイナード
少しわかりにくいですが真ん中の赤いのがワイナード.

これはあくまで個人的な感覚ですが,色上げにはかなりしっかりと施肥をする必要がある気がします. 肥料が抜けてくると,赤が抜けて黄色主体になります.これはこれで綺麗ですけどね!

ワイナード2

立ち上げ直後で根張りがよくないとこういう色味になりやすい気がします.ワイナードの色が上がってくると水槽の状態も上がってくるのである意味状態を知るにもよい種類かなと思います.

ロタラインレー

 名前の通りミャンマーのインレー湖で採取されている種類らしい.インレーの特徴は調子がよいと輪生することで,ほかの種類に比べてボリューム感があります.サイズもHraなどより若干大きめで迫力があります.ただ,脇目をだしにくくて直立に成長するので使い方を工夫する必要はあるかなぁという感じ.ワリッキー系で成長速度を遅くしたような感じです.

 本種も環境によってかなり色がかわります.あまりよくない環境で育てると薄いピンクですが... インレー2

調子が上がってくるとかなり赤くなります.さすがにHra程とは行きませんが,葉っぱの感じが全然違うので使い分けていける種類です.

インレー

インレーとHra (左がインレー,右がHraです.)

本種に関しては,少し入手しにくい(値段もちょっと高い)ことが難点でしょうか.また,出自がおなじ種類にロタラsp. ミャンマー産というのがあって,こちらは見た目が全然ちがうので注意が必要です.

ロタラ群生

ロタラの群生は見ていると本当に癒されますよね.皆さんのお気に入りのロタラがあったらぜひ教えてください.

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