Sony α7シリーズ(α7Cとα7iv)をWeb cameraとして使う
今日はSONYのα7シリーズをウェブカメラとして利用する方法についてです.PC,カメラ側の設定について順番に書いていきます.必要なものはカメラ本体と広角のレンズ,カメラを固定できる小さな三脚とUSB-Cのケーブルです.私はEマウントで唯一所有しているSEL1635Zを使用しています.F4なのでちょっと暗いですがこのためだけに他のレンズを買うわけにもいかないので我慢しています.
PC側の設定
PC側の設定は至極単純で,imaging edge webcamというSonyのソフトウェアをインストールするだけです.公式ページはこちら.公式がインストール後にPCを再起動するようにと言っているので従うと良いでしょう.
再起動後,例えばZoomを起動して以下のようにimaging edge webcamが認識されていれば成功です.
カメラ側の設定
カメラ側の設定は,α7Cとα7ivで異なります.これは新しいBionz XRプロセッサ機か,古いBionz Xプロセッサ機かによる違いだと思います.α7Cの方が面倒臭いのでさきにそちらからいきます.ちなみに公式のページはこちらなので,チェックすることをおすすめします.
α7Cの場合
α7Cを含むBionz X機の場合,MACとカメラをUSB接続する前に以下の操作をする必要があります.
- モードダイヤルを動画撮影モードへ.
- メニューから,動画2→USBストリーミングをON
- PCとUSB接続
公式のA7Cユーザーガイドも参照してください.α7Cの場合このように一手間必要なのがちょっと面倒くさいです.
α7ivの場合
一方でα7ivの場合,ただMACとカメラをUSB接続するだけでOK!ライブストリーミング(USBストリーミング)という選択肢がカメラ液晶に表示されるので,それを選択すればつながります.
その他,カメラの推奨設定について
- 画質設定を低めに(あまり高画質だと通信容量などの問題もあるので)
- 手ブレ補正OFF
- 自動電源OFF温度を「高」へ変更(熱停止の防止のため)
- ピクチャプロファイルなどを利用して画質設定を自分の好みに.web会議を想定すると多少眠い設定が良いのかなと思います.
- AFエリアはワイド.AFモードをAF-Cにして,顔,瞳認識を入れておく.
以上の設定をカスタムモードダイヤルに設定しておくと便利です.
注意点
- α7ivの方は30分1時間と回していると熱停止することがあるので注意した方が良いです.α7Cはいままでのところ特に熱のトラブルはないです.
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