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120センチ水槽では今までエーハイム2275を2台利用していました.ところが,どうも片方の2275の調子が良くなくて,何度掃除してもしょっちゅう空回りしているので年初に購入しておいた2217を代わりに使うことにしました.2275はひょっとするとモーターかインペラに問題があるのかもしれないので時間ができたタイミングで詳しく調べるつもりです.

問題の2275.2017年に購入してもう5-6年経っているので不調が出てくる時期でしょうか.

ろ材やホースまわり

今年の一発目の記事で紹介してから半年以上押入れにしまっていた2217をとりだしてきました.好みは分かれそうですが100周年記念のグレーカラー版です.2275に慣れている身としてはすごく小さく感じますね.

グレー版はおしゃれな感じで個人的には好きです

ろ材には2275で使っていたパワーハウスとZooxのネクストジェネレーション バイオメディアSをそのまま流用します.ろ材ネットがないとメンテナンスの時に地獄をみるので,エーハイム純正のネットバックフリーサイズなるものを買ってみました.サイズは330mm×430mmで約4Lまで対応で2213,2215,2217,EF500に使えるとのこと.

1000円近くして流石に高すぎ.

この商品2217専用というわけではないのでそんなに使い勝手はよくないです.これなら普通の洗濯ネットでよかったかな...特に形が円筒型ではないので,先にろ材を入れてから2217に入れようとすると難儀します.これはメンテナンスの時に結構苦労する予感.まあクラシックシリーズを使う以上は避けて通れない問題なので後々対処法を考えることにします.

緑のは口を縛るアイテム

16/22側のホースには今回初採用のシリコンホースを使います.いつかチャームで買っていたZooxのハイエンドブラックシリコンホースというもので,黒ホースなのは不満ですが品質は良さそう.さすがにシリコンホースは取り回しの良さが全然違いますね.12/16径は通常ホースでも十分取り回しやすいですが,16/22は硬いものが多いのでシリコンホースを使う方が良いかなと感じました.問題は値段が少し高いことですが半永久的に使えることを考えると投資する価値はあるかなと.

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2mの16/22ホース.他に12/17と19/25のラインナップもあるようです.右図のようにホースを締めるやつが4つ付いてきます.

16/22側にCO2マスターもつないで設置は完了.2217は2275と違ってケースの下からホースが出るのでCO2マスターの設置に余裕があるということに気づきました.これは良いですね.2217の出水側→CO2マスター→ダブルタップ→シリコンホースという順番で接続しました.

問題の2275はエア噛みが酷くてCO2添加量を落としていたので,これでまた気兼ねなくガンガンCO2を入れられます.ブセがよく育ちますように.

水流について

2217は出水側が12/16なのでだいぶ水流が強いのではないかと懸念していましたが,思ったほど強くなくて安心しました.90や120の水草水槽で使うなら問題ないかと思います.60ワイドだとちょっと強すぎるかなという感覚です.当然16/22の2275の方がだいぶ水流は弱いので購入検討時にはよく考えた方がよいかも.個人的にはマイルドな2275の水流の方が好みです.

PS:数日運用してみてブラックネオンテトラが2217の出水付近で泳いで遊ぶ様になりました.

2217と2275の比較

最後に2217と2275の簡単な比較をやって終わろうと思います.2217のインプレの記事でも紹介しましたが簡単な諸元から.

機種 適合水槽(目安) 消費電力(W) 最大流量(L) 濾過層容量(L) ろ材容量(L) 外寸(mm) 吸水ホース(mm) 排水ホース(mm)
2217 90-150 24 1000 6.6 6.0 D235*H390 16/22 12/16
2275 90-150 12 1150 9.2 6.5 W244×D238×H453 16/22 16/22

正直性能的には両方とも90-120クラスの水草水槽には十分なので,好みや扱いやすさで選んで問題ないと考えています.ということで,以下メンテナンスや取り回しの観点から両者を比較していきます.

  • 2217は出水側が12/16,2275は16/22になっている.ホースの取り回しは12/16の方が良い一方,2275は全て16/22で揃えられるメリットがある.
  • 出水側の径の違いによって水流にも違いがある.2275の方がマイルド.
  • 2217はダブルタップ,2275はホースアダプタでホースを取り回す.2275のホースアダプタは個人的に扱いにくいのでこの点は2217の方が良い.
  • 2275は両方フィルターの上側からホースが出るので,水槽台の高さがある程度あった方が良い.経験上は高さ80センチの水槽台の方が使いやすいイメージ.
  • 大きさは想像以上に2217の方が小さく感じる.水槽台の中に十分なスペースがないなら2217の方が良い.
  • ろ材と水を入れた時の重さも2217の方が軽い.
  • 2275はプレフィルターがあってメンテナンス頻度を下げられる.
  • 2275は1.5L*4段のろ材コンテナがある.
  • 2217のグレーカラーは透明度が高く,ろ材の状態を確認しやすい.

今回設置してみて予想以上に2217がコンパクトで取り回しが良いと感じました.あとはメンテナンスのしやすさ次第ですが,思っていたより好感触です.また追って使い勝手を見ていこうと思います.

左の2275と右の2217.

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