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昨年の90センチ水槽で頑張って増やしていたブセファランドラspクダガンは夏場の高温と私のメンテナンス不足で一時壊滅的な被害を受けていましたが,そこから1年かけてなんとか持ち直してきたので紹介していきます.

ブセファランドラ sp. クダガン

現状はこんな感じで,だいぶ復活してきました.

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復活してきた理由の一つに,水槽を置く場所を変更してエアコンで温度管理していることが挙げられます.昨年の90センチ水槽は廊下に設置してあってエアコン管理できなかったので,今年は水槽を室内に持ち込んでエアコン管理するようにしました.これで水温が高くても27度程度に保たれていて,ブセに限らず多くの水草が安定しています.今年は殺人的な暑さで,去年と同じ場所に水槽を置いていたら全部やられていたかもしれません.もう数年東京の夏はこんな調子なのでいい加減水槽用クーラーを購入した方が良いのかな... 今後も止まらないだろう温暖化と,何十年もこの趣味を続けていくことを考えたら必要な投資かなという気がしています.

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色が少し薄く,絶好調というわけではなさそうなのが気になりますが...

ただし,調子は本調子ではなさそう... クダガン系統は調子が上がってくると青い光沢が乗ってきますが,それがいまいちなんですよねぇ... ということにブログ記事を書く段階で気づき(笑),試しに水質を測ってみたらなんとGH<2,KH<2の軟水になっていました.確かに最近Mg欠乏の症状が多いなとは思っていましたがまさかこんなことになっていたとはびっくり.やはり定期的に水質はみないといけませんね.ブセは経験上多少はGHがあった方が育ちがいいので,これが原因とおもいます.使い古しのソイルを使っていたから足りてなかったのかも.しばらくはMg,Caの添加量を増やして段階的にGHをあげていこうと思います.

この新しい水槽では,ブセの中ではクダガンが一番よく成長していて,なぜ前の水槽でクダガンだけ溶けてしまったのかよくわかっていません.ただクダガンはスイッチが入ると他のブセより早い速度で増殖してくれるのは間違いなさそうです.家にあるブセで本種より成長が早いのはクアラクアヤンtype1だけですね.ブセは早い種類は一週間で1-2枚新芽が出ますが,遅い種類だと1ヶ月に1枚新芽が出るようなものもあるので注意が必要です.

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ブセのメンテナンスについて

昨年の90センチ水槽は半分レイアウト水槽,半分ブセの育成水槽として管理していましたが,忙しくなって管理を怠っているうちに有茎草が蔓延ってしまいバランスが崩れてしまいました.これはアクアリウムに限りませんが一つのものに複数の目的を持たせると維持していくのが大変ということを体を持って実感しました.そこでこの反省を生かして,現在の120cm水槽は完全に陰性水草のストック水槽とし,有茎草は一切利用していません.このおかげで有茎が伸びて光を遮ることがなくなって基本的にメンテナンスフリーです.陰性だけの水槽の管理がこんなに楽だとは思っていませんでした(笑.ただし,ブセはいつ溶けるかわからないので根茎部分にゴミがたまらないようにメンテナンスをしています.色々ためした結果なかなか良かったのがスポイトで水を噴射する方法で,これでかなりゴミを吹き飛ばせます.ホースだと取り回しが悪い部分もスポイトならメンテできるのでブセに限らずゴミ掃除の方法としておすすめしたいです.

株分け

今日はせっかくなので株分もやっていきます.株分けをやると溶けるリスクもあるのでちょっと心配ですが,ここまで大きくなっていれば大丈夫だと信じます(笑. 溶け対策として,新しい株は極力大きくとります.目安としては葉っぱが6枚以上あると安心かなというのが個人的な基準.ハサミも切れ味の良い物を使うようにしてダメージを減らします.

とった株は石にまきつけたり,レイアウトの隙間に入れたりしてまた増やしていきます.大きな茂みができるように頑張って増えて欲しいですね.

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